waruitanuki2gouの日記

日々愉快に生きるために。

親指一本。

二階の手術室に入り、ベッドに移動。そそくさとベッドに横たわってみると速やかに看護士の人がワラワラと・・・ではなくするすると準備を進めていきます。

一段落付いた感じになると先生が入室。そんじゃ始めますかーと言う手馴れた感じで始まった手術。まず局所麻酔で足首から先の感覚がなくなっていく。麻酔が効いていく感じを確かめて始まりますよ。

バチバチと音がするところと肉が焦げる匂いがするところを鑑みるにレーザーメスで切って行っているのか?あ~・・・無くなっているのか大事な親指~(*´-`)と思いつつ天井を見ていた。しばらくすると足先を揉まれているような感じがして先生が「綺麗な血が出ているね」とかなんか言って居たような・・・。と思ったら今度はギコギコとノコギリでナニか(と言っても多分足の骨)を切っている音が聞こえる。

アヘ・・・。

どうなっているんだ儂の足!といっているうちに終わったらしく看護士さんがやってきて「終わりました。」と一言。予定が30分とのことなので時計を見ると大体あっていた。流石に手慣れているな、予定通りかよ。しかし手術を始める前は散々足首からとか太ももからとか一本丸々なくなるとか言われていたが終わってみれば親指一本でした。

よくやった、儂の足!具合悪いなりに体にいいものばかり食べて居た(つもり)のでまだまだ元気だったようだ。

いそいそとベットから車椅子に移動して手術室から出るとそのままICUへ。4人部屋のベットに横たわると今日はそのまま睡眠という事になった。食事は無くて点滴で対応だそうだ。意外と腹は減って居ないのは点滴の効果か?まぁ薄暗い部屋の雰囲気も相まってか足の麻酔が切れる前に寝てしまおう。看護士さんからは痛みが強かったらナースコールで呼んでくださいと言われたが術後すぐはまだ足の感触がない。麻酔が切れてからどうなるかが見ものだが相当痛いだろうと思っていた。

いつの間にか眠りについて目が覚めた時はまだ薄暗いベットの上だった。足の感触が若干の鈍い痛みと共に戻っていた。その時改めて親指がない事も認識してしまった。ただ想像して居た痛みとは違い、我慢出来ないほどの酷いものではない。それよりお腹が張っている方が気になった。どうやら大小もよおした様だ。

ナースコールを押すと看護士さんがやってきて予想通り「痛みが酷いですか?」な事を聞かれたがそれに対して「すみません、ちょっとトイレに行きたいのですが」なんて返すと予想外に「尿瓶使います?」なんて言われたので返事に詰まった。

いや、ちょっと大きい方もしたいのですというと簡易トイレがやってきたのでとりあえず起きてそれに移動。あっさり移動したので看護士さんも何も言わず去っていった。そこからしばらくトイレとの戦いが続く、、、わけなくあっさりと降りました。スッキリ~!ナースコールで看護士さんを呼ぶと「よく出ましたね~。」なんて言われたよ。

それでまたベットに横たわり再び眠りについたのだった。